2012年10月16日

いよいよオンエアーです「おぉ信州人!」

今年の夏にイタリアに住む信州人を訪ねてやってきた長野テレビ朝日『お~信州人』、いよいよ本日16日(火)18時55分よりオンエア―されます。
視聴者の方たちのお楽しみは様々でしょうが、個人的には、この機会に是非知って頂きたいのが、アルトアディジェにおける信州リンゴの試験栽培
苗を輸入するにあたり様々な制限を乗り越え、幾年かの歳月を経て、りんごの実が成るまでの情熱と努力、また将来についての戦略が綿密に研究されているに違いないこと、栽培を通じて築いてきた長野県とアルトアディジェとの絆など、ちょっと興味深いでしょう?
9月にトレンティーノのりんごの里ノン渓谷の友人から“今年のりんごの収穫は例年より少し早めです”というメール-が届いたとき、実は思わず、真夏に70ミリだったアルトアディジェの信州リンゴのことを思ってしまいました。予定通り90ミリほどの大きさに、そしてアルトアディジェの人々を魅了した“輝く黄色い”りんごにちゃんと育ったのかしら、と。
在トレンティーノ・アルトアディジェ州日本人としては(オリンピック参加のスキー選手応援と同じで、こういうときだけは県単位でなく州単位になる)この試験栽培、そして信州りんごの将来がとても楽しみなのです。
それから、トレントの(街の?)日本でのテレビ初登場(だと思います)、これはちょっと感慨深い。十数年前にトレント県(トレンティーノ)とボルツァーノ県(アルトアディジェ)の各観光局が協力、東京で開かれた世界旅行博のために日本語の観光パンフレットを再編成、トレンティーノの宣伝をするために私もプロモーターとして東京へ同行したことがあります。
フェアーは大盛況でしたが、その後予算の関係で、こちらの観光局の市場ターゲットから『日本』はずされてしまった。(最も、当時は日本でも知名度が低かったことも確か)
トレンティーノはこの十年間行政が比較的上手く機能し、恵まれた自然環境を尊重する都市計画が着々と進行、何と昨年はイタリアで住みやすい県の一位に帰り咲きました。
一方近年の、3県にまたがるドロミティ山塊のユネスコ世界遺産登録は、観光地のリソースとしては十二分の価値に。
そこで、県庁所在地のトレントは、ドロミティ山塊とヴェローナ訪問の際に途中下車しても、一服ゆったりした気持ちで過ごせる美しい街、という位置で納得、全くの手前味噌ですが。

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