2009年5月15日

XENOFOBIA

Corriere della sera から
...La differenza tra noi e la sinistra è che loro vogliono le porte spalancate per chiunque, noi le vogliamo chiuse e vogliamo socchiuderle solo per chi vuole venire in Italia per trovare lavoro e rispettare le nostre leggi...

『、、、左党と我々との違いは左党は誰に対しても門を開けたがるが、我々は門を閉ざしたい、求職や我々の法律を尊重する人々を限定して開きたいのである、、』

つまり、左党(特に現リーダーは)は現在の首相ベルルスコーニを”何事においても”全面否定しているんだけど、それを例に出しながらベルルスコーニ首相はコメントしているのである。ほんのほんの一部ですよ。

イタリア南部には今毎日何百人の不法入国者が船で到着しているんですよね。受け入れているのはイタリア人の『寛大さ』だと思うけれど、同時に不法入国者や在住外国人が問題を起こしている例が多すぎるんだなぁ、それでイタリアの国の安全問題というのが話題になってるんです。

数回不法上陸しようとした船をリビアに返送したことでかなり叩かれているんですが、、、輸送船のなかには数名の妊婦なんかも乗ってたそうで、リビア政府との合意のもとで送ったらしいけれど、さてリビアでの就職が可能かどうか、依託施設の保障はあるかどうか云々討議されているんですね。

でもね、

最近のイタリアは行儀の悪い人々や犯罪が増えてます。それは決して外人に限らないけれど。特に外人について目立つってことだと思う。教育もモラルも各国異なるわけで、時に仕方なく生ずる事件もあるでしょうが。

もう十数年前になりますが、当時STRANIERI(外国人)という言葉は人種差別だとかいって使用しない方向に変わりつつありました。そして何年か前からそれに代わるEXTRACOMUNITARI (EC非加盟国人)が流用されるようになってきました。

でもこのエクストラコムニターリという言葉、正規の書類はともかく、一般的な会話のなかでは暗に発展途上国の外国人をさすらしい、だから日本人やアメリカ人は含まれないことが多い。だからと言ってその区別がどこでするわけかしら。

最近はモオこういうのを通り越してIMIGRATI(移民)と総称されるようになった。『夢』や『仕事』『今よりましな生活』を探してやってくる外国人たちのことです。でも辞書にはほかの国あるいは場所から住居を移した人々とあるから決して間違った使い方をしてませんよ。

でも、イミグラーティがイタリア人の生活を様々脅かしているおかげで、イミグラーティイコール問題を引き起こす外からやってきた人、というイメージが益々強くなってきています。

かくいう私もimigratiに分別されるひとり、同じにしてほしくない、、、と思っているわけです。

『郷に入っては郷に従え』"Quando a Roma vai, fa' come vedrai" "Paese che vai, usanza che trovi"という諺はあるわけです。はともかく法律を尊重する人々限定に門を開けてほしいと願っています。誰もかもでなく法律を尊重できる人々に門戸を開けてほしい、、。

イタリア人は寛大で決してXENOFOBIAではないと思うけれど、そのうち外人嫌いの人々も増えるかも、増えすぎない(もう増えすぎているかも)今のうちに選択しておかないと。

0 件のコメント: