2009年4月24日

茶飯事

先週末に戻ったばかりで、心身ともに調整中である。

税金の申告とトレントは市長選の話題で賑わってます。たった一月と少し留守しただけなのに、相変わらずの雑用は待ってくれません。一人増えるだけなのに、家の中は急に乱雑になったとは夫の小言。

雑用のひとつ、高熱費の支払いのため、最寄りの取引銀行へ。
ひととおりの手続きが終ると、窓口の女性がポツリと
『おたくのダンナとうちのダンナはほとんど同じ名前だわ。』と。え!

ちなみに名前は‘有名人’と同名で、でもイタリアではちょっと珍しい。苗字は2字しか違わないが、両方ともトレンティーノによくある姓だった。だからついでに『どちらの生まれ?』とか聞いてみたわけだが、彼のほうは地元(銀行の所在地、私の現住所)夫のほうは隣村出身で、もともと“目の仇どおし”の間柄??ってことである。

この銀行員は続けて、
『去年税金申告の時ちょっと手間どったでしょう、あれ実はこのほとんど同じ名前のお宅とウチに起きたわけ。ちょっと混乱が生じて、、まぁなんて偶然でしょ。漸く誰かがわかったってことだわ』と妙に感心。
そう言えば、申告日の連絡が遅れていて心配したことがあったっけ、それから当日同じ時間に誰かと一緒になって、他には!?
『申告額の入力間違いがない事を祈ってますよ』とつい心配になって言ってしまった。
『もちろんですよ、ちゃんと確認してますから』と慌てて『だって、税務コードも違うし大丈夫ですよ、ウチのは把握してますから』
と付け足し。でも、、

やはりちょっと怪しいと疑ってしまうのは、長年のイタリア生活の為に染付いた“まず疑う”悪い癖、フレンドリーに裏話をついしてしまう銀行員は愛嬌、なんだけど。

それから、久々に行った銀行内のBGMの音がやたら大きく『ディスコに来たみたいですね』と文句を言う自分と、それに答える『ええ、ちょっと近頃音大きいかな、と思ってるんですけどね』と行員とのやりとりに、少しづつ帰国した事を実感。

2 件のコメント:

沙織 さんのコメント...

お帰りなさい。最近、歯が急に痛くなって治療に行ったらたった1本の歯に450ユーロもかかっちゃって、かなり日本が恋しい今日この頃です。日本だったら保険がなくても半分以下の金額だと思います、、、
うちの子供が生まれた時、市役所に申請の確認にいったらまったく同じ名前で2,3日差で生まれた子と間違えられそうになりました。幸い旦那さんがちゃんと誕生日を覚えてたんで問題はなかったんですけど、これもまたかなりの偶然ですよね(笑)

asa さんのコメント...

こんにちは。この同姓同名による混乱は確かにどこにでもありそう。危ない話ですが、政務コードの意味もわかる気がしますね。
だいたいどこの窓口行っても、姓名を聞かれ、コンピューター入力されてから、確認のために“大声”で『生年月日を復唱される』のは、いい年の大人にはちょっと迷惑な話だけど、まあ我慢することに、、。