2009年4月29日

Agip



何年も住んでるとこういうことも見慣れてしまって新しくもなんともないんですが、、

これは、イタリアどこへ行っても見かけるガソリンスタンド『AGIP』。
6本足の犬のマーク。火をふいて“早く走る”ってことが一目でわかる? !

と思っていたら、実はもっと奥深く、頭を後方に向け火をふいて、急プレーキをかけている様子、だそうな。見ると、前足は地についていて、残りの足はちょっとやや宙に浮き気味。つまり、二輪なんかで急ブレーキをかけると後輪がちょっと浮くって感じになるでしょう、アレではないでしょうか。

良質のガソリンは馬力もあるし、キレもあるってことでしょうか。

2009年4月24日

茶飯事

先週末に戻ったばかりで、心身ともに調整中である。

税金の申告とトレントは市長選の話題で賑わってます。たった一月と少し留守しただけなのに、相変わらずの雑用は待ってくれません。一人増えるだけなのに、家の中は急に乱雑になったとは夫の小言。

雑用のひとつ、高熱費の支払いのため、最寄りの取引銀行へ。
ひととおりの手続きが終ると、窓口の女性がポツリと
『おたくのダンナとうちのダンナはほとんど同じ名前だわ。』と。え!

ちなみに名前は‘有名人’と同名で、でもイタリアではちょっと珍しい。苗字は2字しか違わないが、両方ともトレンティーノによくある姓だった。だからついでに『どちらの生まれ?』とか聞いてみたわけだが、彼のほうは地元(銀行の所在地、私の現住所)夫のほうは隣村出身で、もともと“目の仇どおし”の間柄??ってことである。

この銀行員は続けて、
『去年税金申告の時ちょっと手間どったでしょう、あれ実はこのほとんど同じ名前のお宅とウチに起きたわけ。ちょっと混乱が生じて、、まぁなんて偶然でしょ。漸く誰かがわかったってことだわ』と妙に感心。
そう言えば、申告日の連絡が遅れていて心配したことがあったっけ、それから当日同じ時間に誰かと一緒になって、他には!?
『申告額の入力間違いがない事を祈ってますよ』とつい心配になって言ってしまった。
『もちろんですよ、ちゃんと確認してますから』と慌てて『だって、税務コードも違うし大丈夫ですよ、ウチのは把握してますから』
と付け足し。でも、、

やはりちょっと怪しいと疑ってしまうのは、長年のイタリア生活の為に染付いた“まず疑う”悪い癖、フレンドリーに裏話をついしてしまう銀行員は愛嬌、なんだけど。

それから、久々に行った銀行内のBGMの音がやたら大きく『ディスコに来たみたいですね』と文句を言う自分と、それに答える『ええ、ちょっと近頃音大きいかな、と思ってるんですけどね』と行員とのやりとりに、少しづつ帰国した事を実感。

2009年4月21日

帰伊報告

親しい皆さま、日本滞在中はいろいろお世話になり有難うございました。

無事トレントへ。こちらは気温は朝で10度くらい、雨模様でやや肌寒く感じます。

日本がちょうど桜満開で至る所の景色がピンク色のパステルカラーだったのに、こちらに戻ると辺り一面‘ミドリ’色、芽吹きが眩しい!

相変わらずのベランダからの景色。でもアディジェ川を挟んだ向こう岸の山の崖が随分近くに見えるなぁと改めて思う。

パスクワ(復活祭)の頃の、つまり春の季節の一品といえば『アスパラ』。

もちろん地元ザンバーナ産の白アスパラ、茹で卵を添えて、コショウ少々と“美味しいオリーブオイル”でごくごくシンプルに食べます。
こちらに戻った最初の『お昼ごはん』の一皿でした。