2007年10月29日

ヴェネト流焼き鳥祭り

先々週末です。知り合いのご両親がこのヴェネト州の小さな町出身とかで、もし近くまで来たら寄ってくれ、なんて言われたので覗いてみました。

いわゆる狩猟の時期行なわれている秋祭りで、獲物の鳥類を串焼きにして地域の人々で分け合い祝うという伝統行事を、禁猟云々の問題により、串焼きの肉をキジと豚に変えて慣習を引き継いでいるということです。

そこで始めて知ったのが『ポレンタ・ウンタ』。
ポレンタは一日前に用意し適当な大きさに切って焼いている串の下に鉄板を置き温め直すのですが、その時に脂が焼き鳥(豚)からしたたり落ち、焦げるのと同時に脂でちょっとべたべたになる、つまり肉の味がつくってことだそうな。生活の知恵といいますか。

週末土日に行なわれた祭りで、予約して昼食や夕食に自宅に持ちかえり、親戚や友人たちと集まる口実に一役かっているようです。随分注文が多かったそうで、飛び入りの私たちはかなり待つことになりましたが、知り合いの知り合いというこの町に住む一家族が、世間話をしたり、そのまた友人を紹介してくれたり、待っている間も飽きずに過ごせるように配慮を怠らない、ヴェネト州の人々人懐こいと聞いていましたが、まさにその通り。

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